京都御苑の中にある厳島神社に行ってきました。
京都御苑の堺町御門から入って、すぐ左側に曲がったところにあります。
厳島神社は、九条池(拾翠池・勾玉池)の中島にあって、こじんまりとした気持ちの良い神社です。
金運アップのパワースポットなので、ぜひあなたもお詣りして金運アップのご利益を授かってくださいね。
厳島神社のご利益
- 金運アップ
- 交通安全
- 航海安全
- 水難除け
- 必勝祈願
- 心願成就
- 恋愛成就
- 病気平癒
- 縁結び
- 家内安全
- 試験合格
- 商売繁盛
- 技芸上達
など、厳島神社には、金運アップの他にも、たくさんのご利益があります。
厳島神社のご祭神
- 市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)
- 田心姫命(タゴリヒメノミコト)
- 湍津姫命(タギツヒメノミコト)
- 祇園女御(ギオンニョゴ)
イチキシマヒメ命、タゴリヒメ命、タギツヒメ命は、宗像三女神(むなかたさんじょしん、むなかたさんにょしん)というとても美しい三姉妹の女神さまです。
福岡県にある宗像大社、広島県の安芸の宮島にある厳島神社のご祭神と、同じ神さまです。
もともと、海上の神さまで水の神さまで、神力の強さは最強クラスです。
平清盛や豊臣秀吉の信仰などから、先ほど紹介したように、多くのご利益があるとされています。
祇園女御は、平清盛の母君です。
市杵島姫命と弁財天
本殿の神額(シンガク=扁額(ヘンガク))には、『辨財天』と書かれています。
辨財天は、弁財天、弁才天、弁天とも書かれます。
京都の厳島神社のご祭神は、宗像三女神と祇園女御なのですが、その中のイチキシマヒメ命は、神仏習合で弁財天と同一神とされていました。
そのため、今でもイチキシマヒメ命を弁財天としてお祀りする神社は、数多くあります。
弁財天は、七福神の紅一点の神さまで、もともとインドの川の神さまです。
イチキシマヒメ命も弁財天も、非常に美しい神さまで、どちらも水に関する神さまです。
その上、どちらも武神として強力なパワーを持っておられるので、習合したのも頷けますね。
弁財天のご利益としては、
- 金運アップ
- 必勝祈願
- 諸芸上達
- 商売繁昌
- 水難除け
など、この他にもたくさんありますが、イチキシマヒメ命や宗像三女神のご利益と、重なる部分が多くあります。
京都の厳島神社は、九条池の中島にあるので、地元の人からは、『池の弁天さん』と親しみを込めて呼ばれています。
厳島神社の由緒
厳島神社と言えば、日本三景の一つ広島県の安芸の宮島にある厳島神社を思われると思います。
京都御苑の厳島神社は、安芸の宮島の厳島神社を勧請されたものです。
最初は、平清盛が崇敬していた厳島大神を、母君のために兵庫築島に勧請しました。
その後、平清盛の母君である祇園女御が、合祀されました。
後世、現在地の九条家邸内に遷座、同家の鎮守社にされたのですが、天明8年の大火によりことごとく焼失してしまい、詳しいことは分かっていません。
金運アップのパワースポット
京都の厳島神社は、金運アップのパワースポットでもあります。
最近は、外国からの観光客もよく見かけるようになりました。
以前は、ほとんどお詣りする人を見かけないほど、ひっそりとした神社でした。
そのためか、静寂の中にもかなり強いパワーを感じることができるパワースポットでした。
本殿の後ろに、白蛇の奉納絵があります。
本殿の前と白蛇の奉納絵の前あたりが、厳島神社で強い気を感じるパワースポットでした。
上手く言葉で表現できませんが、他の神社とは違う独特の気を感じました。
見どころ
京都御苑内にある厳島神社は、小さな神社ですが、いくつもの見どころがあります。
九条池を渡る石橋
厳島神社にお詣りするときに、九条池(拾翠池・勾玉池)を渡る石橋があります。
夏の朝にお詣りすると、さわやかな風が心地良いです。
でも、時々蚊の大群に襲われることがあるので、注意が必要です。
池越しの拾翠亭
石橋の上や本殿の前から、九条池(拾翠池・勾玉池)越しに拾翠亭(しゅうすいてい)の茶室が見えます。
池に浮かんだ茶室が、とっても雅やかで綺麗です。
拾翠亭は、見学できます。
入場料は、100円です。
九条池
九条池(拾翠池・勾玉池)は、勾玉の形をしている池なので、勾玉池とも呼ばれます。
九条池にかかっている橋は、高倉橋です。
秋には、池の周りの木々が紅葉して、とてもきれいです。
九条池の周辺には、百日紅が何本かあり、夏から秋にかけて美しい花が楽しめます。
唐破風鳥居
厳島神社きっての見どころと言えば、唐破風鳥居(からはふとりい)です。
笠木(かさぎ)と島木(しまぎ)が、クニュンと盛り上がった曲線で、唐破風形式になっています。
唐破風鳥居は、花崗岩の石造りで、重要美術品になっているそうです。
厳島神社の唐破風鳥居は、
- 北野天満宮伴氏社の石造鳥居
- 木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)の三柱鳥居
と共に、京都三珍鳥居と言われています。
木嶋坐天照御魂神社は、京都では蚕ノ社(かいこのやしろ)と呼ばれる方が一般的です。
奉納絵
厳島神社には、たくさんの奉納絵があります。
弁財天の奉納絵
美しい弁財天のお姿が描かれています。
白蛇の奉納絵
白蛇は、弁財天のお使いです。
弁財天は、財宝を司る神さまで金運アップのご利益があります。
白蛇も、昔から金運アップのご利益があるとされています。
馬の奉納絵
走っている馬は、躍動感があっていいですね。
七福神の奉納絵
七福神は、『七難即滅、七福即生』のご利益で、金運アップ、商売繁昌はじめ、開運招福の神さまです。
弁財天は、七福神の中で唯一の女神で人気の高い神さまです。
とってもキレイで神力が強くてご利益が高いのですから、人気があるのも当然ですね。
京都御苑
京都御苑を、京都の地元の人は御所(ごしょ)と言います。
本来は、京都御苑と御所は別のものです。
京都御苑の中に、京都御所、大宮御所、仙洞御所などがあります。
京都御苑のある場所には、かつては御所を中心にして、大きな公家の屋敷がありました。
厳島神社も、もともとは九条家の屋敷内にある鎮守社でした。
京都御苑の中には、厳島神社の他に、
- 白雲神社(西園寺家の鎮守社)
- 宗像神社(花山院家の鎮守社)
という神社があります。
何れも、宗像三女神やイチキシマヒメ命(弁財天)をご祭神としています。
アクセス
地下鉄丸太町駅 徒歩約5分
市バス烏丸丸太町 徒歩約5分
厳島神社
京都市上京区京都御苑内6