繁昌神社は、京都でも金運アップのご利益が高いと評判のパワースポットです。
繁昌神社という名前からして、商売繁昌や金運アップのご利益が期待できますよね。
主祭神の市杵島姫命(イチキシマヒメ命)は、財宝を司る弁財天と同一神とされています。
繁昌神社のご利益
- 商売繁昌
- 財運招福
- 縁結び
- 家内安全
- 諸芸上達
- 良縁祈願
- 海上安全
- 子孫繁栄
金運アップだけでなく、恋愛運、家庭運などのアップにも、ご利益があるのが嬉しいですね。
繁昌神社にお詣りして感じたこと
繁昌神社は、大人が5人も入れば境内は満員になるような、小さな神社です。
でも、鳥居をくぐって一歩境内に入ると、とても清らかな気が満ちていました。
境内は、きれいに打ち水もされていて、清浄な雰囲気が感じられます。
小さいながらも、手水舎はきれいに洗われていて、ちょろちょろと水が出ています。
繁昌神社の拝殿の前に立つと、強いパワーを感じます。
この後、祇園のやげんぼりで知人と会う予定だったので、時間はあまりなかったのですが・・
『もう少しここに居たい。』と思わせる神社でした。
商売繁昌、金運アップ、良縁祈願などのご利益が、すごく期待できると思います。
何人かでガヤガヤと行くよりも、できれば一人で静かにゆっくりとお詣りしたい神社です。
繁昌神社の境内に、しばらく居ることで、私は金運アップのパワーをいただけました。
境内には、『繁昌祈願』と『良縁祈願』のローソクがあります。
左の箱が繁昌祈願、右の箱には良縁祈願。
1本100円です。
私は、繁昌祈願のローソクのつもりで、左の箱からローソクを2本取りました。
そして、マッチで火をつけて、ローソク立てに立てたところ、ナント1本は良縁祈願のローソクでした。
よく見てローソクを取らないといけませんね。
でも、縁は男女の縁だけでなく、商売や仕事など全ての縁なので、却って良かったのかもしれません。
繁昌神社にお詣りした次の日、仕事の売り上げが通常の3倍ほど上がりました。
それが、繁昌神社の御利益だということは証明できません。
でも、私の中では、繁昌神社のご利益だという確信に近いものがあります。
次回は、繁昌神社にお詣りしてから、宝くじを買ってみようかなと思っています。
宝くじ当たればいいなw
繁昌神社のご祭神
繁昌神社のご祭神は、
- 田心姫命(タギリヒメノミコト・タゴリヒメノミコト)
- 湍津姫命(タギツヒメノミコト)
- 市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト)
という、宗像三女神と言われる美しい三姉妹の神さまです。
宗像三女神は、福岡県宗像市にある宗像大社や厳島神社にお祀りされている神さまです。
ちなみに、下の写真は、厳島神社の大鳥居です。
水の神さまで、海辺や水辺に、よくお祀りされています。
宗像三女神は、日本書紀に『 道主貴(みちぬしのむち)』と書かれています。
これは、人々にあらゆる道をよい方に導いてくださる、最も尊い神さまという意味になります。
名前に、貴(むち)が付く別名を持っておられる神さまは、宗像三女神以外は、天照大御神と大国主命のみです。
いかに、ご神徳が高い神さまかということが、この点からも分かります。
では、宗像三女神のそれぞれについて、簡単に説明させていただきます。
田心姫命はどんな神さま?
田心姫命(タゴリヒメ命・タギリヒメ命)は、大国主命の妃神で、阿遅鋤高日子根命(アジスキタカヒコネノミコト)、高比売命(タカヒメノミコト)、下光比売命(シタテルヒメノミコト)の母神です。
田心姫命は、宗像大社では、玄界灘のほぼ中央の沖ノ島にある沖津宮に、ご鎮座されている神さまです。
沖津宮は、女人禁制で、神職が10日交替でたった一人で奉仕しています。
島全体が神聖な場所で、島にある木や草や石を一切持ち出すことが禁じられています。
沖ノ島から釜山までは、145㎞しか離れておらず、京都と名古屋間の距離と同じくらいです。
湍津姫命はどんな神さま?
湍津姫命(タギツヒメ命)は、九州の宗像本土から、沖に11Kmにある大島の中津宮に、ご鎮座されています。
大島には、沖津宮の遥拝所があります。
大島から沖津宮のある沖ノ島までは49㎞で、天気の良い日は、沖津島が見えます。
タギツヒメ命の別名は、神屋楯比売命(カムヤタテヒメノミコト)です。
やはり、大国主命の妃神で、国譲りで活躍される事代主命(コトシロヌシ命)の母神だという説があります。
市杵嶋姫命はどんな神さま?
市杵嶋姫命(イチキシマヒメ命)は、九州本土にある宗像大社の辺津宮の主祭神としてお祀りされています。
イチキシマヒメ命は、美女三姉妹の中でも、とりわけ美しいと言われる女神さまです。
八百万の神と言われるほど多い日本の神さまの中でも、美しさと人気の高さはトップクラスです。
私の勝手な想像ですが、美しさでイチキシマヒメ命と良い勝負できるのは、木花咲耶姫(コノハナサクヤビメ)くらいでしょうかw
木花咲耶姫は、全国に1300社ある浅間神社や霧島神宮などにお祀りされている神さまです。
イチキシマヒメ命は、宗像大社では九州本土にある辺津宮に、ご鎮座されています。
イチキシマヒメ命は、タゴリヒメ命やタギツヒメ命とは違い、宗像三女神としてではなく、市杵島神社や松尾大社などで単独でお祀りされていることも多い神さまです。
また、後で詳しく書きますが、イチキシマヒメ命は、神仏習合で弁財天と同一神であるとされました。
宗像三女神は、古事記や日本書紀など書かれている書物によって、生まれた順番や宗像大社にお祀りされている場所が異なります。
上記は、宗像三女神の本拠地である宗像大社のものを紹介しました。
市杵嶋姫命と弁財天
市杵嶋姫命(イチキシマヒメ命)と弁財天は、神仏習合で同一神として祀られることが多くなりました。
弁財天は、もともとヒンドゥー教のサラスヴァティーという神さまです。
イチキシマヒメ命も弁財天も、どちらも水に関する神さまで、絶世の美女という共通点があります。
私は、イチキシマヒメ命も弁財天も、そのお姿を拝したことはないのでよくわかりません。
でも、私の知り合いに霊感の強い方がおられて、弁財天のお姿が見えるそうです。
その方は、弁財天は、ものすごく美しい神さまだと言っていました。
明治の神仏分離令で、弁財天をお祀りしていた神社は、多くの場合イチキシマヒメ命としてお祀りするようになりました。
その為、ご利益は、イチキシマヒメ命も弁財天も共通しています。
イチキシマヒメ命と弁財天の主なご利益は、
- 五穀豊穣
- 商売繁昌
- 財運招福
- 金運上昇
- 学問向上
- 技芸上達
- 福徳授与
- 勝運
- 勝負事
- 戦闘
などがあります。
イチキシマヒメ命も弁財天も、絶世の美女でありながら、戦の神さまでもあるのです。
イチキシマヒメ命も弁財天も、とても人気が高く崇敬されている神さまです。
ぜひ、金運アップはじめ、さまざまなご利益を授かってくださいね。
繁昌神社の歴史と伝説
今から1100年ほど昔、藤原繁成の邸宅の庭に功徳池(くどくいけ)という池がりました。
その功徳池の中島に、安芸の宮島の厳島神社から市杵嶋姫命、田心姫命、湍津姫命の宗像三女神を勧請したのが繁昌神社のはじまりです。
でも、神仏習合で、イチキシマヒメ命と弁財天が同じ神さまとされ、江戸時代までは真言宗のお寺で功徳院として、弁財天をお祀りしていました。
明治時代の神仏分離令により、またまた宗像三女神をお祀りする神社になりました。
繁昌神社は、名前からして商売繁昌の神社ですよね。
でも、最初から繁昌神社という名前ではなかったそうです。
もともと、牛頭天王の妃神の『針才女(はりさいじょ)』を祀っていたのですが、それが訛って『班女ノ社(はんにょのやしろ)』となりました。
さらに、時を経て、班女(はんにょ)が繁昌(はんじょう)になったということです。
町名も繁昌町です。
ちなみに、牛頭天王とは、八坂神社の主祭神で、スサノオノミコトと同一神です。
アクセス
- 地下鉄烏丸線四条駅 徒歩5分
- 阪急京都線烏丸駅 徒歩5分
- 市バス烏丸松原バス停 徒歩3分
京都の繁華街にあるので、どこからでも交通の便が良くて、行きやすい神社です。
ただ、駐車場はありません。
前の道も広くないので、路上駐車は迷惑になります。
自動車で行かれる場合は、近くのコインパーキングを利用してくださいね。
タクシーで行かれる場合は、京都銀行の本店のすぐ近くなので、『京都銀行本店の高辻通(たかつじどおり)側』と言っていただければ、運転手もすぐに分かります。
下の写真は、烏丸高辻交差点の角にある京都銀行本店です。
日陰になってしまい、薄暗い写真でゴメンなさい。
所在地
繁昌神社
京都府京都市下京区繁昌町308