出雲大社は、金運アップのパワースポットとして、ぜひともオススメしたい神社です。
出雲大社にお祀りされている大国主命は、縁結びで有名な神さまですが、出雲大社の縁結びは、男女の縁だけじゃないのです。
お金との縁、お客様との縁など、金運アップや商売繁昌のご縁も結んでいただける、凄くご神徳の高い神さまです。
出雲大社のご利益
出雲大社のご利益と言えば、誰もが思うのが縁結びですよね。
年頃の女性が、理想の男性との出会いや良縁を祈願するというイメージがあります。
でも、先ほども言った通り、それだけじゃないのです。
出雲大社のご利益は、多岐にわたっていて、例えば、
- 金運アップ
- 縁結び
- 良縁成就
- 開運厄除け
- 子授け
- 夫婦和合
- 五穀豊穣
- 財運招福
- 医療守護
- 農業守護
- 病気平癒
- 商売繁昌
- 社運隆盛
- 産業開発
- 養蚕守護
- 家内安全
- 交通安全
- 厄除け
など、現世利益のご利益が満載なのです。
一説によると、出雲大社は、全てにおいてご利益があると言われています。
出雲大社ってどんな神社?
出雲大社の正式な呼び名は、『いづもおほやしろ』と言いますが、通常『いずもたいしゃ』と言われています。
日本の最も古い歴史書の古事記にも記載されるほど、古い歴史のある神社です。
現在、大社と名乗る神社は、三嶋大社、富士山本宮浅間大社、多賀大社、日吉大社、伏見稲荷大社、住吉大社など24社あります。
しかし、もともと神宮と言えば伊勢神宮を指すように、大社(おおやしろ)というのは、出雲大社だけでした。
それだけ、出雲大社は、大切に敬われてきた由緒正しい神社なのです。
本殿は、1744年に建てられ、高さが8丈(約24m)という、神社の中では最大級の大きさを誇ります。
でも、平安時代には16丈(約48m)もあったと言われています。
さらに、もっと古代には、32丈(約96m)の高さだったとの伝承があります。
太古の時代に、96mもの本殿は、人々からは、雲に隠れるほどの驚異的な高さだったに違いありません。
出雲大社の参道の松並木を、本殿に向かって歩いていくと、とても清々しくも穏やかな気がしてきます。
出雲大社は、境内全体がパワースポットです。
せっかく出雲大社にお詣りされるのですから、本殿だけでなく摂社末社も、ぜひお参りしてくださいね。
境内には、摂社8社、末社3社があります。
出雲大社の本殿は、南向きですが、大国主命は西向きにお祀りされています。
すなわち、大国主命は、私たちの方ではなく、横を向いておられることになります。
本殿の正面から、本殿に向かって左側に回り込んだ場所に、大国主命を正面からお詣りできる場所があります。
ココは、非常に強いパワースポットですが、ここで拝まれている方は、意外に少ないです。
あなたは、本殿の西側(本殿に向かって左側)からぜひゆっくりと大国主命にお詣りして、金運アップのご利益を授かってくださいね。
出雲大社の参拝方法
二拝四拍手一拝(二礼二拍手一礼)の作法で拝礼します。
普通の神社では、二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)ですが、出雲大社は、二拝四拍手一拝の作法で拝礼します。
出雲大社以外に、二拝四拍手一拝の作法で拝礼するのは、大分県の宇佐神宮(うさじんぐう)や新潟県の弥彦神社(いやひこじんじゃ)があります。
出雲大社の二拝四拍手一拝を、もっと正確に、もう少し詳しく説明すると、
- 一拝・・・90度の深いお辞儀
- 祈念・・・90度の深いお辞儀をしながら、お詣りできた感謝と自分の思っていることの祈念
- 二拝・・・90度の深いお辞儀を2回
- 四拍手・・・胸の高さで4回拍手を打つ
- 一拝・・・90度の深いお辞儀
という流れになります。
一般的に、神社でお詣りするときは、拍手を打った後にお祈りする場合が多いと思います。
しかし、出雲大社では、二拝四拍手一拝の前に、お祈りするのが、正式な作法です。
平たく言えば、二拝四拍手一拝する前に、一回お辞儀をしてお祈りをするという感じです。
神職の方も、一拝・祈念・二拝・四拍手・一拝で拝礼されています。
はた目から見ると、四拝・四拍手・一拝に見えます。
5月14日の出雲大社例祭は、8拍手で拝礼されます。
少しややこしいことを書きましたが、我々一般人は、二拝四拍手一拝でお詣りしましょう。
お祈り(お願い事)は、四拍手の後で構いません。
出雲大社の主祭神は大国主命
出雲大社の主祭神は、大国主命(オオクニヌシノミコト)です。
出雲大社のご利益の幅広さは、大国主命のご神威・ご神徳が、半端なく強いことに由来します。
平安時代の古文書によると、大国主命は、『国中第一之霊神(れいじん)』とされており、日本一の神さまということになります。
大国主命のご利益
出雲大社の主祭神である大国主命のご利益は、現世利益がたくさんあります。
また、縁を司られる神さまなので、縁結びの神さまとして、とても有名です。
『出雲大社=縁結び』と言われるほどです。
この縁結びの縁は、もちろん男女の縁も含まれるので、多くの女性が良縁祈願に参拝されます。
でも、大国主命が結ばれる縁は、男女の縁だけではありません。
- お金との縁
- 人との縁
- 家族との縁
- 仕事との縁
- 勉強との縁
- 会社との縁
- 学校との縁
- 上司との縁
- 土地との縁
- 食物との縁
- 医療との縁
など、ありとあらゆるものと、ご縁を結んでくださいます。
すなわち、
- 金運アップ
- 恋愛運アップ
- 仕事運アップ
- 受験合格
- 家内安全
- 夫婦和合
- 子授け
- 良縁祈願
- 病気平癒
など、ありとあらゆるご利益を授けてくださるのが、大国主命なのです。
まさに、『国中第一之霊神(れいじん)』日本一の神さまですね。
大国主命ってどんな神さま?
金運アップ、良縁成就のご利益で有名な大国主命って、どんな神さまなのか少し説明しますね。
大国主命は、少彦名命(スクナビコナノミコト)の協力のもと、豐葦原中国(トヨアシハラノナカツ国=日本)の国土を開拓されました。
大国主命とスクナビコナ命が作った国は、豊葦原瑞穂の国(トヨアシハラノミズホノ国)とも呼ばれます。
豊葦原瑞穂の国は、『広大な葦原のように美しい稲穂が豊かに実った国』というような意味です。
美しい日本の国を、大国主命とスクナビコナ命が、造り上げていったのですね。
そんなことから、大国主命は、所造天下大神(あめのしたつくらししおおかみ)とも呼ばれています。
また、人々に、農業、漁業、医薬、まじないなどをお授けになられた神さまです。
一生懸命国土を開発した大国主命ですが、天照大御神(アマテラスオオミカミ)から、トヨアシハラノナカツ国は自分の子孫に統治させるから譲ってほしいと言われました。
大国主命は、自分の御子神とも相談してほしいと言い、数々の交渉の末、柱が太くて高い立派な宮を造ることを条件に、トヨアシハラノナカツ国を譲ることに決めました。
これより、大国主命は、幽世(かくりょ)という永久に変わらない神々の世界、死後の世界、目に見えない縁を治められる大神となられました。
これが、有名な『国譲り神話』のあらすじです。
後で詳しく書きますが、イナバの白ウサギに登場されるダイコクさまも、大国主命です。
また、ものすごくモテた神さまで、妻神は古事記によると6柱、出雲風土記ではもっとたくさんのお嫁さんをもらっています。
そして、御子神は、古事記では180柱、日本書紀によると181柱もおられます。
大国主命は、子宝に恵まれた神さまなので、不妊治療をされているご夫婦には、ぜひお参りしていただきたい神さまです。
因幡の白兎の大黒さま
因幡の白兎(イナバのシロウサギ)の物語は、あなたもご存知かもしれません。
『大きな袋を 肩にかけ 大黒さまが 来かかると そこにイナバの白うさぎ 皮をむかれて赤はだか♪』
という、童謡の『大黒さま』も、小さい頃に口ずさんだことがあるかもしれませんね。
この、大黒さまも大国主命のことです。
大国主命は、大勢の兄神たち(=八十神 ヤソガミ)の荷物を、大きな袋に入れて一人で持たされていました。
大きな荷物を持っているので、八十神からずいぶん遅れています。
八十神は、絶世の美女の八上比売命(ヤガミヒメノミコト)に求婚しに、因幡の国に行くのです。
その途中で、ワニザメに皮をむかれて泣いている白ウサギが居ました。
八十神は、『塩水でカラダを洗い、風にあたってよく乾かして、山の上に寝ていれば治る。』とウソを教えました。
八十神に騙されて、さらに症状が悪化して泣いている白ウサギを、後から荷物をもって通りかかった大国主命が見つけます。
大国主命は、『真水できれいに洗って、蒲(がま)の穂綿にくるまれば治るよ。』とやさしく教えてあげました。
大国主命に言われたとおりにすると、白ウサギの白い毛が、元の通りに治りました。
白ウサギは喜んで、ヤガミヒメ命は、あなたと結婚するでしょうと予言しました。
そして、白ウサギは、八十神よりも早くヤガミヒメ命のところへ行き、このことを伝えました。
白ウサギの予言通り、ヤガミヒメ命は八十神の求婚を断り、大国主命と結婚しました。
この、因幡の白兎の話も、古事記に書かれている神話です。
鳥取県にある白兎神社には、白ウサギが、大国主命とヤガミヒメ命の仲を取り持っている砂像があります。
このように、大国主命とウサギは強い縁があるので、出雲大社にはたくさんのウサギの石像があります。
とってもかわいいので、ぜひ探してみてください。
大国主命の別名
大国主命は、日本全国で国造りをされた神さまです。
古事記や日本書紀、出雲国風土記だけでなく、大隅国風土記、土佐国風土記、伊予国風土記、播磨国風土記など、各地の風土記にも書かれている神さまです。
その為、別名が恐ろしいほどあります。
- 大己貴神(おおなむちのかみ)
- 大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)
- 大穴持命(おおあなもちのみこと)
- 八千矛神(やちほこのかみ)
- 葦原色許男(あしはらしこを)
- 大国魂命(おおくにたまのかみ)
- 顕国玉神(うつしくにたまのかみ)
- 所造天下大神(あめのしたつくらししおおかみ)
- 幽冥主宰大神 (かくりごとしろしめすおおかみ)
- 倭大物主櫛甕玉神(やまとおおものぬしくしかみたまのかみ)
- 廣矛魂神(ひろほこみたまのかみ)
- 杵築神(きずきのかみ)
- 農耕祖神(たづくりのおやのかみ)
- 三諸神(みもろのかみ)
この他にもまだまだあり、とても覚えられません。
これほどまでに、アシハラノナカツ国(日本)全体で活躍された神さまということです。
大国主命と大黒天
大国主命と大黒天は、もともと別の神さまです。
大国主命と大黒天は、『ダイコク』が共通することから混同され、神仏習合で同一神としてお祀りされることが多くなりました。
先ほどの、『大黒さま』の童謡のダイコクさまは、大国主命のことです。
でも、字は大黒さまと書かれることが多いです。
大黒天は、元はインドの神さまで、破壊神であり、戦闘の神さまで、怖い怖い憤怒(ふんぬ)の形相の神さまです。
大黒天は、財の神さまでもあり、中国から日本に伝わるときに、財福神の面がクローズアップされました。
大国主命の財運招福、金運アップ、福の神というご利益と、大黒天の財福神としての一面が、やはり混同されたのだと思います。
現在神社でお祀りされている大黒天は、ほぼ大国主命としてお祀りされています。
でも、神社よっては、大国主命と大黒天は、全く別の神さまとしているところも多くあります。
大黒天は、米俵に乗って、右手に打ち出の小槌、左肩に大きな袋を担いでいる像が一般的です。
左肩の大きな袋は、大国主命が、兄神の荷物を担いでいたことから来ています。
出雲大社の大国主命以外のご祭神
出雲大社には、大国主命以外の神さまも、大勢お祀りされています。
金運アップのご利益の高い神さまも、たくさんお祀りされています。
ぜひ、あなたも出雲大社で、金運アップのご利益を授かってくださいね。
別天つ神(コトアマツカミ)
御本殿には、大国主命の他に、客座の五神として
- 天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
- 高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)
- 神産巣日神(カミムスヒノカミ)
- 宇麻志阿斯詞備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ)
- 天之常立神(アメノトコタチノカミ)
という五柱の別天つ神(コトアマツカミ)が、お祀りされています。
別天つ神は、古事記で、天地開闢(てんちかいびゃく)の時(天と地が分かれて世界が生まれた時)、最初に現れた神さまです。
最初の方で、本殿をお詣りすると、大国主命は、横を向いておられると言いました。
では、私たちの方を向いておられる神さまが、どなたかというと、五柱の別天つ神なのです。
このことから、井沢元彦氏などが、出雲大社は、怨霊の呪いの神社のような説を出しておられます。
国を譲らされた大国主命の霊を、五柱の別天つ神が封じ込めているというのです。
そして、私たちが、大国主命を、正面からお詣りできないように祀られているという説です。
でも、私見ですが、これは正しくないと思います。
大社造りは、古代の住居の建物と言われています。
御本殿を住居としてみた場合、最も上座にご鎮座されているのが大国主命です。
そして、五柱の別天つ神は、大国主命の国譲りの時に、敵対した神さまばかりではないのです。
特に、神産巣日神(カミムスヒ神)は、大国主命が兄神たちに殺された時、二度も命を蘇らせている神さまです。
最も大切にお祀りしないといけない神さまを、特別な五柱の神さまと共にお祀りしているのが、出雲大社なのです。
決して怨霊の神社ではありません。
ですから、出雲大社の境内に入ると、清冽で清浄な気が満ち溢れています。
本殿の西側に、大国主命に正面からお詣りできるところがあります。
さすがにそこは、とても強いパワーを感じます。
ぜひ、大国主のご利益を授かってくださいね。
では、続いて、出雲大社の摂社末社の神さまを紹介します。
須勢理比売命
大神大后神社(おおかみおおきさきのかみのやしろ)にお祀りされているのが、
- 須勢理比売命(スセリヒメノミコト)
という美しい女神さまです。
大国主命の正妻で、スサノオ命の御子神です。
須勢理比売命のご利益
- 夫婦和合
- 金運アップ
- 縁結び
- 毒虫・マムシよけ
蚶貝比売命・蛤貝比売命
蚶貝比売命(キサガイヒメノミコト)と蛤貝比売命(ウムギヒメノミコト)という姉妹の女神さまで、天前社(あまさきのやしろ)にお祀りされています。
天前社の正式名称は、神魂伊能知比売神社(かみむすびいのちひめのかみのやしろ)です。
舌を噛みそうな名前ですね。
キサガイヒメ命とウムギヒメ命は、本殿にお祀りされている別天つ神(コトアマツカミ)の中の一柱である、カミムスヒ神の御子神です。
キサガイヒメ命とウムギヒメ命は、大国主命の命の恩人(?)です。
大勢の兄神たち(=八十神 ヤソガミ)は、大国主命に絶世の美女であるヤガミヒメ命を取られたのが悔しくてなりません。
それで、大国主命を殺そうとします。
山の上からイノシシを追い落とすので、下でそれを受け止めろというのです。
八十神に言われた通り、イノシシを受け止めた大国主命は、全身大やけどを負って死んでしまいます。
それもそのはず、八十神が落としたのはイノシシではなく、真っ赤に焼けた大岩だったのです。
大国主命の母神に、助けを求められたカミムスヒ神は、キサガイヒメ命とウムギヒメ命を派遣します。
キサガイヒメ命は、赤貝の神さまです。
ウムギヒメ命は、蛤(ハマグリ)の神さまです。
キサガイヒメ命は、赤貝の貝殻を粉末にしました。
ウムギヒメ命が、その粉末を蛤の汁で溶いてできた母の乳汁(おものちしる)を、大国主命に塗ると、見事に生き返りました。
多紀理比売命
多紀理比売命(タギリヒメノミコト)は、筑紫社(つくしのやしろ)にお祀りされています。
タギリヒメ命は、スサノオ命の御子神で、宗像大社や厳島神社にお祀りされる宗像三女神の中の一柱の神さまです。
宗像三女神は、とても神力が強い上に、すごく美しい女神さまです。
多紀理比売命のご利益
- 海上安全
- 交通安全
- 国家安泰
- 豊漁
- 商売繁昌
- 戦勝祈願
- 財運増大
- 金運アップ
宇迦之魂神
宇迦之魂神(ウカノミタマノカミ)は、釜社(かまのやしろ)にお祀りされています。
ウカノミタマ神は、スサノオ命の御子神です。
ウカノミタマ神と言っても、ピンとこないかもしれませんが、実はとても有名な神さまです。
伊勢神宮外宮の主祭神である豊受大神や、伏見稲荷大社の主祭神である稲荷大神と、同一神です。
釜社の前は、穏やかな感じのパワースポットです。
宇迦之魂神のご利益
ウカノミタマ神が、豊受大神や稲荷大神と同じ神さまなら、ご利益が高い神さまだとご理解いただけると思います。
そしてもちろん、有名なご利益は、
- 商売繁昌
- 金運アップ
となりますよね。
その他にも、ウカノミタマ神には、いろいろなご利益があるので紹介します。
- 五穀豊穣
- 産業振興
- 家内安全
- 諸芸上達
- 開運招福
- 子授け
- 安産祈願
- 万病平癒
素戔嗚尊
素戔嗚尊(=須佐之男命 スサノオノミコト)は、素鵞社(そがのやしろ)にお祀りされています。
これまで紹介してきた、出雲大社の神さまの多くは、スサノオ命ゆかりの神さまがとても多いですね。
出雲大社の主祭神も、一時期は大国主命ではなく、スサノオ命だった時代があるくらいです。
また、出雲大社の主祭神である大国主命が、スサノオ命の御子神だとも6世の孫神とも言われています。
それほどに、スサノオ命は、出雲にゆかりのある神さまです。
素鵞社の前は、強力なパワースポットです。
ぜひ、強力なパワーをいただいてくださいね。
そして、素鵞社の前にある砂をいただくとご利益があります。
でも、ただ持って帰るだけではいけません。
それなりの作法というか、手順があるので簡単に紹介します。
- 稲佐の浜から砂をとってくる
- その砂を持って、出雲大社に行って本殿にお詣りする
- 素鵞社にお詣りする
- 素鵞社の社殿の軒下にある木箱に砂を入れる
- 元々木箱に入っている砂をいただく
という順序になります。
素鵞社の御砂をいただくには、まず稲佐の浜に行かなくてはいけません。
稲佐の浜は、出雲大社から1.5Kmくらい離れているので、往復歩くのはちょっとしんどいかもしれません。
このお砂は、『お清めの御砂』と言われていて、家の玄関先や四隅にまくと災難除けや厄除けのご利益があるそうです。
田畑にまくと、豊穣・豊作のご利益があります。
お守りとして身に着けていると、厄除・招福のご利益があります。
素戔嗚尊のご利益
- 五穀豊穣
- 厄よけ開運
- 縁結び
- 学問上達
- 水難除去
- 火難除去
- 病難除去
- 文学上達
スサノオ命は、神力がとても強い神さまなので、その分高いご利益がいただけます。
天穂日命
氏社(うじのやしろ)は2社が並んでいます。
天穂日命(アメノホヒノミコト)は、北側の氏社にお祀りされています。
アメノホヒ命は、天照大御神の御子神で、次男です。
アメノホヒ命は、大国主命が統治するアシハラノナカツ国を譲るように交渉するために、最初に派遣された神さまです。
ところが、大国主の魅力に心酔してしまい、3年たっても高天原(たかまがはら)に何の報告もしませんでした。
アメノホヒ命は、出雲国造(いずもこくそう)家の遠祖になります。
アメノホヒ命の子孫には、相撲の神さまで有名な野見宿禰命(ノミノスクネノミコト)、天神さまの菅原道真がいます。
天穂日命のご利益
- 学問上達
- 受験合格
- 縁結び
- 農業守護
- 養蚕守護
- 国土開発
- 産業振興
- 稲穂の神
- 木綿の神
宮向宿禰
宮向宿彌(ミヤムキノスクネ)は、南側の氏社にお祀りされています。
ミヤムキノスクネは、アメノホヒノミコトの17代目にあたり、時の天皇から出雲の姓を賜りました。
出雲氏の初代ということになります。
出雲大社へのアクセス
- 山陰道出雲ICより車で20分
- 山陰道斐川ICより車で約30分
- 一畑電車出雲大社前駅より徒歩約10分
出雲大社(いづもおほやしろ)
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195
出雲そば荒木屋
出雲大社にお詣りに行けば、ぜひ食べたいのが名物の出雲そばですよね。
出雲そばは、割子(わりご)という器に、おそばが盛られて出てきます。
なので、割子そばと言われます。
割子そばの上に薬味を入れて、つゆをかけて食べます。
私は、関西の人間ですが、うどんよりもそばの方が好きです。
出雲大社周辺には、たくさんのお蕎麦屋さんがあります。
その中でも有名なのが、創業230年以上の老舗荒木屋さんです。
荒木屋さんは、出雲大社から徒歩で3分くらいです。
荒木屋さんの割子そばは、コシがあって、おそばの風味が豊かで、とってもおいしかった。
平成28年10月21日に家内と二人で、出雲大社へお詣りに行きました。
その後、荒木屋さんで割子そばを食べたのですが・・・
荒木屋さんから外へ出て、入口の戸を閉めかけているとき、携帯にのアラームが鳴りました。
一瞬、荒木屋さんの入口で、何かしてしまったのかと思いました。
でも、それは緊急地震速報でした。
『えっ?』と思った瞬間、非常に強い揺れがありました。
まだ荒木屋さんの入り口にいたので、家内と二人で向かいの広い駐車場に避難しました。
荒木屋さんの看板が、上から落ちてきそうなほどの揺れだったからです。
お陰様で、私たちは何事もなく無事でしたが、大勢の方がケガや家の倒壊など、被害に遭われました。
心からお見舞い申し上げます。
出雲大社から皆生温泉までの山陰自動車道は、50kmの速度制限になっていました。
地震は怖いですね。
今、巨大地震にリスクが高まっていると言われています。
防災グッズ、避難グッズなど、常から準備しておきたいものです。
話がそれてしまいました。
荒木屋さんの営業時間は、
- 午前11:00~午後5:00
ですが、とてもよく流行っているお店なので、おそばが無くなり次第閉店されます。
早めに行って、ぜひ出雲名物の割子そばを楽しんでくださいね。
荒木屋
電話: 0853-53-2352
島根県出雲市大社町杵築東409-2