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増上寺で金運のご利益を授かる 徳川家の菩提寺は強力なパワースポット

増上寺で金運のご利益を授かる

増上寺は、金運、勝運、厄除けなどのご利益が授かれる徳川家の菩提寺です。

徳川家康は、江戸城の裏鬼門守護のため、古代からのパワースポットに増上寺を移転しました。

徳川家康の念持仏もお祀りされています。

あなたも増上寺でたくさんのご利益を授かってくださいね。

増上寺のご利益は金運だけじゃない

増上寺のご利益は金運だけじゃない

増上寺では、金運他たくさんのご利益が授かれまです。

  • 金運
  • 勝運
  • 厄除け
  • 商売繁盛
  • 極楽往生
  • 安産祈願
  • 子授け
  • 子育て
  • 心身浄化
  • 苦難除去
  • 病気平癒
  • 無病息災
  • 交通安全
  • 学業成就
  • 知恵授与
  • 開運招福

阿弥陀如来観音菩薩も、現世利益を授けてくださる仏さまです。

現世利益だけを授かりに行くのではありませんが、たくさんのご利益を授かってくださいね。

増上寺にお参りしました

増上寺にお参りしました

仕事で東京タワーの近くに行く用事があったので、増上寺にお参りさせていただきました。

ついで参りで申し訳ないのですが・・

増上寺は、徳川家の菩提寺で、古代からのパワースポットだということを聞いたので、どうしてもお参りしたかったのです。

増上寺は、さすがに関東屈指の浄土宗の大本山です。

京都の知恩院さんに匹敵するような大寺院でした。

東京タワーが後ろに見えて、ステキな景観になっています。

東京は大都会です

浜松町駅北口

京都の田舎モンのオジンが、新幹線で品川駅まで行って、1番線から在来線の電車に乗り換えました。

究極の方向音痴の私は、浜松町駅の改札口で駅員さんに、

『増上寺はどっちですか?』

と聞きました。

すると、

『反対の北口の改札口から出てください。いったんホームに降りて逆方向に行ってくださいね。』

と、優しく教えていただきました。

気を良くして、北口の改札でまた、

『増上寺はどっちですか?』

と駅員さんに聞くと、

『前の道を左に行けば突き当りです。東京タワーを目指して行ってください。』

と教えていただきました。

東京の人は、親切ですね。

浜松町駅の前の道がなんと言う通りなのか分かりませんが・・

京都なら、ほとんどの道に名前があるのですが・・

京都の住所は通り名ですから、目的地への道順は、道路の名前が命です。

東京は、こんなに大きな道でも名前がよく分かりません。

東京は、さすがに大都会です。

大きな道が何本もあります。

増上寺の大門と東京タワー

京都の田舎モンは、東京タワーを見ただけで、ちょっと感動しています。

でも、増上寺の手前にある、芝大神宮という金運アップのパワースポットがあるのだけはチェックしています。

実は、何年か前にたまたま芝大神宮の近くのホテルに泊まったときに、お詣りさせていただきました。

地理や位置関係は、全く分かっていませんが・・

タクシーでホテルに向かう途中に、芝大神宮の石柱を見かけたのです。

芝大神宮にお詣りしました

芝大神宮本殿

大門の交差点を左に曲がって、すぐに見覚えのある芝大神宮の石柱がありました。

その角を曲がると、正面に芝大神宮が見えます。

『うわ、なんかすごい。』

これが、数年前に芝大神宮の参道(?)に入って感じた第一印象です。

さすがに、東京のお伊勢さんです。

気持ちの良い気が、流れてきます。

芝大神宮については、別のページで紹介させていただきます。

>>芝大神宮のページ

いよいよ増上寺へ

いよいよ増上寺へ

芝大神宮から、浜松町駅からの元の道に戻りました。

そこからチョッと進んで、芝大門の交差点に来ると、増上寺の大門がありました。

大門という駅名や交差点名も、増上寺の大門から来ているのですね。

いよいよ増上寺へお参りします。

増上寺大門(旧総門)に感動

増上寺大門(旧総門)

増上寺の大門の前に来ました。

芝大門の信号を一回待って、増上寺の大門の前の横断歩道を渡ってみました。

大門の向こうに増上寺の三解脱門が正面に見えています。

残念ながら、横断歩道の途中なので写真は撮れません。

でも、増上寺の参道だという気が伝わってきます。

大門から三解脱門までの距離が、約108間

108というと、煩悩の数です。

大門をくぐって、三解脱門をくぐることで、煩悩から解脱するという意味ですね。

三解脱門(三門)

増上寺三解脱門(三門)

日比谷通りに面してそびえる三解脱門(三門)は、とっても大きな門です。

今なお、江戸時代の面影を残しているそうです。

三解脱門は、

  • 貪欲(どんよく:むさぼり)
  • 瞋恚(しんに:いかり)
  • 愚痴(ぐち:おろかさ)

という3つの煩悩から解脱する悟りの境地を表しているのだそうです。

三解脱門から、大殿本堂までの距離が、約48間

阿弥陀如来の48の誓願(四十八願)を表しているそうです。

また、三解脱門をくぐった参道から、大殿の前までに18段の階段があります。

これは、阿弥陀如来の四十八願の中でも最も重要視されている第18番目の願(第十八願)を表しているそうです。

阿弥陀如来の四十八願

阿弥陀如来

阿弥陀如来の四十八願について、簡単に解説します。

阿弥陀如来の四十八願は、大無量寿経に説かれています。

はるか昔、阿弥陀如来は、もともとある国の国王でした。

全てのものを救うために出家して、法蔵と名乗られました。

阿弥陀如来が、まだその法蔵菩薩だった時のことです。

自分が建立する浄土をどのようなものにするか、48の誓願で示されました

四十八願を成就するための長い修行の末、仏になり阿弥陀如来となられました。

その時に建立されたのが、極楽浄土です。

第十八願

第十八願(だいじゅうはちがん)についても、簡単に解説します。

第十八願は、四十八願の第 18番目の願です。

ここで阿弥陀如来は、

少なくとも10回念仏を唱えた者は、必ず往生できる

という誓いを立てられたのです。

念仏往生願として、浄土宗や浄土真宗では特に重要な願として、王本願と言われています。

大殿(だいでん)

増上寺大殿

大殿(だいでん)は、増上寺の本堂です。

大殿の前は、とても清々しい空気が流れています。

間違いなくパワースポットですね。

残念ながら、私がお参りした時は、大殿は入れませんでした。

ご縁がなかったのですね。

でも、仏さまが『また来いよ。』と言ってくださってるようにも思えます。

大門や三解脱門から見ると、大殿は西にあります。

やはり、阿弥陀如来の西方極楽浄土を表しています。

ところで、大殿の前には25段の階段があります。

この25段の階段は、二十五菩薩を表しています。

大殿の後ろに、東京タワーが見えます。

京都の田舎モンのオジンには、すごい景色に見えてワクワクしました。

大殿にお祀りされている阿弥陀如来から、金運はじめ様々なご利益を授かってくださいね。

二十五菩薩

二十五菩薩についても、簡単に解説しますね。

二十五菩薩とは、人が亡くなると阿弥陀如来と共に極楽浄土から迎えに来てくださる菩薩さまたちです。

  1. 観世音菩薩
  2. 薬王菩薩
  3. 大勢至菩薩
  4. 薬上菩薩
  5. 普賢菩薩
  6. 陀羅尼菩薩
  7. 法自在王菩薩
  8. 白象王菩薩
  9. 虚空蔵菩薩
  10. 徳蔵菩薩
  11. 宝蔵菩薩
  12. 金蔵菩薩
  13. 光明王菩薩
  14. 山海恵菩薩
  15. 金剛蔵菩薩
  16. 華厳菩薩
  17. 日照王菩薩
  18. 衆宝王菩薩
  19. 月光王菩薩
  20. 三昧菩薩
  21. 獅子吼菩薩
  22. 大威徳菩薩
  23. 定自在王菩薩
  24. 大自在王菩薩
  25. 無辺身菩薩

二十五菩薩は、源信(恵心僧都)の往生要集に書かれてされています。

二十五菩薩の出所は、中国で書かれた偽経だと言われていますが、話がややこしくなるので、また別の機会に紹介します。

いずれにせよ、増上寺の境内や建物には、いろいろな意味が込められているのですね。

聖観音菩薩像

増上寺聖観音菩薩像

順序が逆になりましたが、三解脱門から入るとすぐ左手に、聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)像があります。

優しいお顔立ちの観音さまです。

聖観音菩薩像の前に立つと、優しい気に癒されます。

水盤舎(すいばんしゃ)

増上寺水盤舎

聖観音菩薩像を越えたところに、水盤舎があります。

東京大空襲をも逃れた江戸時代の遺構です。

ここで、手と口を清めましょう。

鐘楼堂(しょうろうどう)

増上寺鐘楼堂

水盤舎の丁度向かい側に、鐘楼堂(しょうろうどう)があります。

江戸時代の川柳で、

『今鳴るは芝(増上寺)か上野(寛永寺)か浅草(浅草寺)か』

と詠まれ、江戸三大名鐘の一つに数えられています。

増上寺鐘楼堂千社札

天井や柱には、たくさんの千社札が貼られています。

安国殿(あんこくでん)

増上寺安国殿

安国殿は、大殿の右手にあります。

2012年建立されたばかりで、非常に新しくてきれいなお堂です。

増上寺安国殿阿弥陀如来像

安国殿に徳川家康が念持仏としていた『黒本尊阿弥陀如来』がお祀りされています。

黒本尊阿弥陀如来は、二十五菩薩の所て少し触れた源信(恵心僧都)の作だそうです。

黒本尊は秘仏なので、普段は公開されていません。

安国殿には、御前立(おまえだち)が安置されてい、ます。

黒本尊は、

  • 1月15日
  • 5月15日
  • 9月15日

に、正五九祈願(しょうごくきがん)として御開帳されます。

正五九(しょうごく)参りですね。

これは、インドの在家信者が、正月・五月・九月に八つの戒めを守って功徳を積む修行をしていた事に端を発します。

神社でも、正五九(しょうごく)参りをすると、神さまのパワーが強ので、より強いご利益が授かれると言われています。

増上寺常香炉

安国殿の前に常香炉(じょうこうろ)があります。

平たく言えば、大きな線香立てですね。

常香炉で、お線香の煙を浴びると、邪気を払い、カラダの悪いところが良くなると言われています。

また、一説では、世俗にまみれた生活臭を消して、仏様にお参りするためとも言われています。

安国殿で、御守や御朱印が授与されています。

安国殿の前は、パワースポットです。

大殿同様、金運他様々なご利益を授かってください。

西向聖観世音菩薩(にしむきしょうかんのんぼさつ)

増上寺西向聖観世音菩薩

安国殿の右手に、西向聖観世音菩薩がお祀りされています。

西向聖観世音菩薩は、増上寺がこの地に移転される前から、ここにお祀りされていたそうです。

聖観世音菩薩のご利益は幅広く、

  • 苦難除去
  • 病気平癒
  • 厄除け
  • 商売繁盛
  • 良縁成就
  • 開運招福
  • 極楽往生

など、様々な現世利益を授けてくださる仏さまです。

現世利益ですから、もちろん金運アップのご利益も授けていただけます

千躰子育地蔵尊(せんたいこそだてじぞうそん)

増上寺千躰子育地蔵尊

千躰子育地蔵尊は、子供や孫の成長を願って、お祀りされたお地蔵さまです。

千躰子育地蔵尊と呼ばれていますが、実際には1,300体もあるそうです。

徳川将軍家墓所

増上寺徳川将軍家墓所

徳川将軍家墓所には、

  • 二代将軍秀忠公
  • 六代将軍家宣公
  • 七代将軍家継公
  • 九代将軍家重公
  • 十二代将軍家慶公
  • 十四代将軍家茂公

の、6人の将軍の墓所があります。

将軍以外には、

  • 十一代家斉夫人広大院
  • 十三代家定夫人天親院
  • 十四代家茂夫人静寛院

側室としては、

  • 三代家光の桂昌院
  • 六代家宣の月光院

その他、将軍の子女を含む計38人が埋葬されています。

  • 拝観冥加料:大人500円(高校生以下無料)
  • 拝観受付時間:10:00~16:00

四菩薩像

増上寺四菩薩像

将軍墓所の前に、四菩薩像が安置されています。

  • 普賢菩薩(ふげんぼさつ)
  • 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
  • 虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)
  • 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

普賢菩薩は、辰年生まれの守本尊です。

地蔵菩薩は、子育地蔵です。

虚空蔵菩薩は、丑寅年生まれの守本尊です。

文殊菩薩は、卯年生まれの守本尊です。

熊野神社(ゆやじんじゃ)

増上寺熊野神社

熊野神社と書いて、『ゆやじんじゃ』と読みます。

案内板には、熊野三所大権現宮(くまのさんしょだいごんげんぐう)と書かれています。

熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社のご祭神が、お祀りされています。

  • 熊野本宮大社:家津御子大神(けつみこのおおかみ)
  • 熊野那智大社:大己貴命(おおなむらのみこと)
  • 熊野速玉大社:伊弉諾尊(いざなぎのみこと)

家津御子大神は、八岐大蛇退治で有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)と同一神です。

大己貴命は、出雲大社や因幡の白ウサギで有名な大国主命(おおくにぬしのみこと)です。

新しく整備されたきれいな神社です。

増上寺熊野神社八咫烏

手水舎の手水鉢には、三本足の八咫烏(やたがらす)が彫られています。

八咫烏は、サッカー日本代表のシンボルマークになっているので、ご存知だと思います。

増上寺にお参りして

増上寺にお参りして

増上寺は、さすがに関東随一と言われる浄土宗の大本山です。

多くの方が、お参りに来られていました。

外国人もたくさんおられました。

でも、境内が広いので、混雑しているようには見えません。

時間の関係で、あまりゆっくりできませんでした。

芝東照宮や芝丸山古墳、愛宕神社にもお詣りできませんでした。

また機会があれば、ぜひお詣りさせていただきたいと思います。

今回のご縁に感謝して、次回もご縁を賜りますように。